社会の底の、端のほう

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​いつもうまくできなかった。人生が。

​わたしにとっての「ふつう」は、みんなにとっての「ふつうじゃない」らしかった。​​

わたしにとって、わたしがわたしであること、わたしがわたしに生まれたことそのものが罪で、わたしがかかえるつらいことはすべてその罰だった。

社会のそこの、はしのほうで生きているようにかんじていた。

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​ここにあるすべての作品は、そんなわたしがわたしに向けて、なぐさめようとしたり、げんきづけようとしたり、コウテイしてあげようとしたりした、その証です。

わたしとおなじように、社会のそこの、はしのほうで生きているようにかんじている人にもどうかとどきますように。

​そして、いつか、そんなおもいがめぐりめぐって社会の中心のだれかにもとどきますように。

2024年7月14日　あやにょ